音韻論と音声
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 17:09 UTC 版)
「イヌクティトゥット語」の記事における「音韻論と音声」の解説
詳細は「:en:Inuit phonology」を参照 より理解を深めるには、英語版ウィキペディアの Inuit language phonology and phonetics も参照されたい。 イヌクティトゥット語のカナダ東部方言には15の子音と3つの母音(それぞれに長音と短音)がある。子音は、調音部位では両唇音、歯茎音、硬口蓋音、軟口蓋音、口蓋垂音があり、調音方法では無声破裂音、有声継続音、有声鼻音がある。さらに、2種の無声摩擦音もよく使われる。ナツィリ語 (en) にはそり舌音 [ɟ] があり、原始イヌイット諸語 (en) の影響を受けた形跡が見られる。イヌイナクトゥン語の子音は1つ少なく、[s]と[ɬ]は[h]に統合される。全てのイヌクティトゥット語の地方語は基本的な母音3つのみであり、長母音と短母音を音韻論的に区別する。イヌウジンガジュト (Inuujingajut・イヌウキンガジュトとも) すなわちヌナブト準州の標準ローマ字記法では、長音は重母音として表記する。
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