音楽の多様性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/08 00:05 UTC 版)
「クロノス・クァルテット」の記事における「音楽の多様性」の解説
クロノス・クァルテットは、さまざまな音楽ジャンルにわたって演奏活動を続けている。実験音楽ばかりでなく、古典派以前のクラシック音楽、ラテン・アメリカやアフリカの民族音楽、ジャズ、タンゴなどである。また近作の映画音楽も担当している。もともとクロノス四重奏団が名声をつかんだきっかけは、ジミ・ヘンドリックスの「紫のけむり」の編曲版の演奏・録音によってであり、その後もビル・エヴァンスやセロニアス・モンクらの作品の編曲を集中的に録音するなど、今なおポピュラー音楽とのクロスオーバーに意欲的である。 また作曲家と協力関係を結ぶだけでなく、世界中のさまざまなアーティストとも共演を続けている。インドの歌手アシャ・ボスレ、メキシコのロックバンド「カフェ・タクバ」、ルーマニアのジプシー楽団「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス」、晩年の詩人アレン・ギンズバーグ、モダン・ジャズ・カルテット、デヴィッド・ボウイ、ビョークなどである。作曲家のチャールズ・アイヴズとは、その遺産の生前のテープ録音によって共演を果たしている。 アメリカ国内のソプラノ歌手、ドーン・アップショーとの共演によるアルバン・ベルクの《抒情組曲》初稿の全曲録音は、2004年度グラミー賞室内楽部門最優秀賞に輝いた。
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