音楽の回文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 04:37 UTC 版)
蟹行カノンは、音譜を前から読んだものと後ろから読んだものとを同時に演奏するものである。J.S.バッハの「音楽の捧げもの」にその例がある。 ハイドンの交響曲第47番『パリンドローム』の第3楽章は、逆から読んでも同じ楽譜になる。 それにちなんで、ダグラス・ホフスタッターは著書『ゲーデル、エッシャー、バッハ』の中で回文的な会話からなる作品を作っている。亀とアキレスの会話が続き、途中で蟹がひと喋りして出て行くが、その後の会話が前半のアキレスと亀の立場を変えて逆にたどるように構成されている。
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