青色防犯灯とは? わかりやすく解説

青色防犯灯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 20:25 UTC 版)

防犯灯」の記事における「青色防犯灯」の解説

2005年頃から日本において、青色防犯灯が防犯に対して有効との情報に基づき全国的に設置動き起こった2005年日本クイズ番組等で、イギリスグラスゴー市において青色街灯設置したところ犯罪減少したとする事例紹介され、これを真に受けて奈良県警察設置取り組んだことに始まる。ところが、グラスゴー市の事例犯罪発生数減少したという確かなデータはなく、実際に市内Buchanan通りにおいて景観改善のために街灯オレンジ色から青色変えたところ、同地域にたむろしていた麻薬常習者が腕の静脈視認できなくなり仕方なく他の地域移ったことから、麻薬常習者検挙率限って40%下がっただけであった先述クイズ番組では、青色には人の副交感神経作用して落ち着かせるという鎮静効果心理的に人を冷静にさせる効果があるという、心理カウンセラー解釈紹介された。青色光は(晴天時に限っては)見通し良く遠目が効くとともに犯罪者犯罪あきらめる等の防犯効果期待されたことがあった。しかしながら防犯メカニズムについては心理学的な因果立証されているわけではなく青色街灯防犯効果については、「これがメディアによって報道され、それを知った犯罪試みようをする者がこの色の街灯が設置してある場所は防犯意識が高い地域であると理解し、このことによって結果的に犯罪発生率低下しているだけでは」と言う解釈成り立つ。[独自研究?] 一般に街灯用いられている白色光比して波長の短い青色雨天霧の中で極度に視認性低下するまた、街灯多く用いられる白色蛍光灯を同ワット数の青色蛍光灯置き換えると、全光束は1/2〜1/5に低下するこのため防犯カメラ効果損なわれたり、交通事故等の発生助長する危険性があり、安易な設置には慎重を期す必要がある社団法人日本防犯設備協会が国からの依頼で、青色防犯灯について検証した際の報告によれば期待されたような利点認められないという結論至っている。さらに、政府都市再生本部採用され2008年から2009年にかけて実施されプロジェクトのように、青色防犯灯を導入後一定期間経過する逆に犯罪増えた事例報告されている。 このように防犯効果科学的に実証されていないにも関わらず自殺防止事故防止などを目的青色灯の設置進められているとの指摘出ているが、自殺防止効果については、駅や踏切などに取り付けられ青色灯について一定の効果認められたとの研究結果出ている。

※この「青色防犯灯」の解説は、「防犯灯」の解説の一部です。
「青色防犯灯」を含む「防犯灯」の記事については、「防犯灯」の概要を参照ください。

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