電波怪人 レキューム人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 08:55 UTC 版)
「ウルトラQ dark fantasyの登場怪獣」の記事における「電波怪人 レキューム人」の解説
最終話「虚無の扉」に登場。 自分たちの創造力を使い果たしたため、文明の発達によって繁栄を続ける地球人の創造力を手に入れようと、電波に乗って地球にやってきた宇宙人。実際の目的は、漫画家・笹山の創造力で自分たちに良いような世界を作ることである。人間を亜空間に閉じ込める能力を持つ。人間の頭からレキュームガスを奪う時、赤いレーザーのような基軸が向けられる。レキュームを奪われた子供は創造力をなくし、顔を描けなくなる。その実体は電波で、最後は数百メートルの巨大な姿に実体化し、第2東京タワーを破壊しようとするが、上半分の部分を圧し折ると同時に、至近距離から放たれた電波を浴びて溶けるように崩壊する。 劇中の渡来の説明によれば、最近、大脳新皮質で発見されたイオンガスの名がレキュームであるとされ、人間のイマジネーション(想像力)に深く関わる微弱なイオンガスであるとされる。漫画家である笹山がレキューム人の正体を漫画として書き上げたのはまったくの偶然であり、レキューム人が興味を示すこととなる。 『ウルトラQ』に登場したケムール人のリメイクキャラクター。現存しないカラーの初代ケムール人の、のこぎりの歯のような形の模様は鮮やかなブルーであったということから胴体は青となっている。 本エピソードは本放送版とDVD収録版で結末が異なっており、本放送版では物語をナレーションが「フィクション」と語っているのに対し、DVD収録版では「未来の話」と語っている。
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