雪村透子ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 08:45 UTC 版)
雪村 透子(ゆきむら とうこ)は主人公と同じく汐凪第一学園に転校してきた少女である。整った容姿から目立っているが、掴みどころのない性格であるために周りの人々とはあまり打ち解けていない。涼介と透子の交流は、旧館に入っていく透子を涼介が追いかけたことをきっかけとして始まる。透子と共に旧館で過ごす日々を重ね、涼介は透子への恋心を自覚する。涼介は透子に告白するも、透子はそれをまともに取り合わない。後に透子は、転校で別れを繰り返してきたために人を遠ざけるようになったこと、次の引っ越しが迫っていることを涼介に打ち明ける。涼介は引っ越しまでの時間を一緒に過ごすこと透子に求め、透子は学園の七夕祭りまで告白の返事を待つことを条件にそれを承諾する。デートを重ねていくうちに、透子は自分の居場所と夢に関する思いを涼介に打ち明ける。透子は夢や目標を持っておらず、周りの人間に置いて行かれる思いを抱いていた。そうして自分だけの居場所を欲しがるようになり旧館に入り浸るようになったという。 涼介と透子は委員会活動やデートで共に時間を過ごし、やがて七夕祭り当日を迎える。涼介は七夕祭りにて沢山の短冊が飾られた笹を透子にプレゼントする。短冊には1つにつき1人分、透子へのメッセージが書かれていた。涼介は短冊を通じて涼子にも居場所があることを示す。プレゼントを受け取った透子は涼介への恋心を告白し、学園で出会った人々との繋がりを大切にすることを誓う。考えを改めた透子は両親に対して我侭を言い、学園を卒業するまでは汐凪市にいることを認めてもらう。こうしてスクール編は幕を閉じる。 アフター編は涼介と透子が大学4年生になった時点から始まる。涼介と透子は同棲し、生活時間帯のずれから生じる寂寥を時に感じつつも二人で過ごしていた。涼介は建築科に進学し、在学中に二級建築士資格を取得するために勉強していた。一方、英文科に進学した透子は早々に内定を得ていた。しかし、透子は今後の人生を真剣に考えて内定を蹴り、涼介を支えるためにインテリアコーディネーターとなることを目指す。二人は勉学に励み、涼介は大学4年時に二級建築士、透子は翌年にインテリアコーディネーターの資格を取得する。入社時期には差が生じるが、二人は共に我妻建築事務所で働くことになる。その後、涼介は誕生日に透子からプロポーズされ、密かに用意していた婚約指輪を出して涼介からも透子へプロポーズを行う。時は流れ、二人が結婚式を迎えるところでアフター編は幕を閉じる。
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