隣接する都道府県との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:01 UTC 版)
概要の通り、歴史的な背景・現在の交通網の関係(宇都宮線・国道4号を中心とした交通網)から、2020年現在でも茨城県内では特殊な傾向を示す地域である。茨城県民であっても、栃木県や埼玉県に属すると誤認する人間もいる。 茨城県内の他市町村と比べて埼玉県・栃木県との関係が強い。各種調査でも栃木県・埼玉県への流動を見ることができるほか、以下のような例外扱いを受けている。 市外局番(0280・古河MA)や通話料金区域では栃木県扱い。そのため、県内他地域への通話は県間通話扱いとなる。古河MAの通話料金区域は、茨城・栃木(野木町)・埼玉(加須市旧北川辺町)の三県に跨っている。 市内を走るJR宇都宮線は、JR東日本大宮支社管轄。 日本通運の宅配便では16佐野ターミナル(栃木県佐野市)管轄。 当市内の国道4号、新4号国道は、結城市内の国道50号などと共に宇都宮国道事務所の管轄。 一方で県内とは、JRバス関東東古河妻線の八千代町松本以東廃止後は、直接結ぶ公共交通機関は隣接する境町への路線バスのみである。そのため、茨城県内の中心軸の常磐線・国道6号沿線との関係が希薄な状態が続いている。 茨城県庁では、上記のような状況を県土の一体性を損なうものと認識しており、地域格差を解消するための施策として、2006年から2010年度までの5ヶ年計画で、鹿行・県南・県西の各地域を「南部広域連携圏」とし、首都圏との更なる連携を強める交通インフラに重点を置いた地域造りを目指している。 古河市についてはその地域特性を認め、埼玉県、栃木県との連携も視野に古河都市計画区域マスタープランにおいても、「さいたま新都心や小山・宇都宮圏と連携し,東京都市圏の機能の一翼を担う」と明記されている。
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