現在の交通網
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 09:09 UTC 版)
江戸時代に五街道が整備されて以来、関東地方の交通網は、基本的に東京を中心とした放射状幹線及び京都からの放射状路線に当る環状(弧状)連絡線によって構成されている。 道路網では、東京から北に伸びる放射状道路には、西(群馬県、埼玉県)から東(茨城県)へ順に、関越自動車道・国道17号・国道122号・東北自動車道・国道4号・新4号国道・国道294号・常磐自動車道・国道6号・東関東自動車道・国道51号が扇状に列んでいる。 そして、これらの扇を結ぶ弧状道路として、南から北へ順に、東京外環自動車道・国道16号・国道354号・国道125号・国道50号・国道293号+国道123号、国道145号+国道120号+国道461号などが通っており、現在は北関東自動車道や圏央道などを整備中である。 鉄路網も同じく、東京から北に伸びる放射状鉄路には、西から順に東武東上線・高崎線+上越線・上越新幹線・東北新幹線・宇都宮線・東武本線・つくばエクスプレス・常磐線などが列ぶ。 これらを結ぶ弧状鉄路には、南から北へ順に武蔵野線、川越線+東武野田線(大宮駅で接続)、両毛線+水戸線(小山駅で接続)などが列んでいるが、県庁所在地である水戸・宇都宮・前橋・さいたま相互を結ぶ列車は存在しない。 経済的・地政学的には、この「扇」の範囲が「北関東」に当たる。扇の骨に当たる幹線道路沿いには工場が多く立地し前述の北関東工業地域を形成している。
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