陸上自衛隊のオスプレイの配備計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:08 UTC 版)
「佐賀空港」の記事における「陸上自衛隊のオスプレイの配備計画」の解説
陸上自衛隊が導入予定の輸送機V-22の配備が計画されている。南西諸島防衛を主眼に、相浦駐屯地に拠点を置く離島防衛専門の水陸機動団とセットで計画されたもの。1990年空港建設に際して県と県有明海漁協は協定を結び、付属文書で空港を自衛隊と共用しないと約束した。2013年12月、陸上自衛隊へのオスプレイ17機の導入が閣議決定され、2014年7月、防衛省は佐賀空港への配備を佐賀県に正式に要請した。2018年8月24日、防衛省の計画を佐賀県(山口祥義知事)が受け入れると発表された。2018年9月から2020年6月まで九州防衛局は漁協支所に説明した。2020年7月、防衛省は協議難航のためにオスプレイを暫定的に木更津駐屯地に配備したが、その期限は5年以内と地元と合意したために、2025年7月までに佐賀空港に配備するべく協定見直しを急いでいる。2021年3月、九州防衛局は空港周辺4か所のうち1か所(南川副副支所)のみに事前説明をおこない、土地買収額は1平方メートル4350万円が上限であると説明し、4月、残り3か所は反発、局長が謝罪、6月25日、地権者説明会直前に局長が交代した。2021年までにオスプレイ17機が配備される予定。発着料として、20年間で100億円が佐賀県に支払われる。しかし公害防止協定の改定や用地交渉の手続きが難航し見通しは立っておらず、11月に防衛省は国内への納入を延期すると発表した。2020年3月26日、V-22の導入を前に運用部隊として、輸送航空隊が新編された。佐賀空港への正式配備までは木更津駐屯地に暫定配備され、同年6月にV-22を木更津で受領予定としている。
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