陸上自衛隊のトラッククレーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/27 07:01 UTC 版)
「トラッククレーン」の記事における「陸上自衛隊のトラッククレーン」の解説
陸上自衛隊のトラッククレーンは主に施設科に配備される装備である。民間のトラッククレーンは運転席と操作室が別々のものを指すが、陸上自衛隊では運転席と操作室が同一で、作業時に乗り換える必要のないラフテレーンクレーンと呼ばれるタイプのクレーンも、全てトラッククレーンと呼称する。 災害派遣はもとより、戦闘行動に伴う築城作業などにも使用される。20t~25tクラスでは、車体長が抑えられ、最小回転半径が小さいラフテレンクレーンタイプのものが適しており、狭隘地での作業も多い演習場での使用に威力を発揮する。一方で大型の50t、60tクラスのクレーン車はラフテレンクレーンの車体の小ささがデメリットとなるため、未だトラッククレーンが主流である。製造メーカーは国内のものがほとんどであるが、60tクラスのトラッククレーンではドイツ・ファウン社製大型クレーン車の導入実績がある。
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