陶芸研究所とは? わかりやすく解説

陶芸研究所(旧常滑市立陶芸研究所本館)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/17 05:09 UTC 版)

とこなめ陶の森」の記事における「陶芸研究所(旧常滑市立陶芸研究所本館)」の解説

1961年竣工の陶芸研究所(旧 常滑市立陶芸研究所本館)は、2015年DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築選ばれるなど、日本近代建築史における歴史的文化的価値認められている。設計日本近代建築代表する建築家一人で、茶室研究でも知られる堀口捨己構造は、地下1階地上2階建の鉄筋コンクリート造である。内部には吊り階段茶室など数寄意匠や、2 階和室竹縁から古の窯跡つながっていく借景など、作陶歴史和の精神緻密に組み入れており、古常滑中心とした陶磁器鑑賞茶の湯体現する空間として設計されている。また、展示室は採光窓のモールガラスから入る光を屋根裏反射させることで、自然光一日通して平均して入るように計算されている。 外観の特徴としては、グラデーション状に配された紫系統モザイクタイル、壁から3.5m張り出した庇、屋上から突き出したトップライト天窓)が挙げられる堀口数寄屋造り等の伝統建築美意識を範として、これらの要素左右非対称配置した一方で建材には当時最新素材であったガラスブロックやプラスチックパネル、カラコンモザイクタイルなどが積極的に用いられており、「近代建築伝統技法融合」という堀口設計思想読み取ることができる。

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