防衛と国際紛争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 20:16 UTC 版)
「カナダとアメリカ合衆国の関係」の記事における「防衛と国際紛争」の解説
カナダの軍隊はNATOの他の諸国同様、第二次世界大戦以降の主要な紛争ではアメリカ側に付いて戦ってきた。これには朝鮮戦争、湾岸戦争、コソボ紛争および極最近のアフガニスタン紛争が含まれている。大きな例外と言えば、ベトナム戦争とイラク戦争にカナダ政府が反対したことであり、短期間の外交的緊張を生んだ。これらの問題にも拘わらず、軍事協調は密接に進んでいる。 アメリカのカナダとの防衛配置は他のどの国よりも広範である。1940年に設立された恒久的合同防衛委員会は2国間の防衛事項について政策レベルの協議を行っている。アメリカ合衆国とカナダはNATOの相互安全保障任務を分け合っている。さらにアメリカ合衆国とカナダの軍隊は北アメリカ航空宇宙防衛司令部 (NORAD)の枠組みの中で大陸上空の防衛について1958年以降協力してきた。両国間には活動的な軍事交流プログラムもあり、カナダ軍の人員がイラク問題を担当したこともあった。さらには、冷戦終結以降アメリカ軍との互換性がカナダ軍の構造と原理の指標原則になった。例えばカナダ海軍のフリゲート艦はアメリカ航空戦隊に違和感なく組み込まれている。
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