防具と寸止めとは? わかりやすく解説

防具と寸止め

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 13:59 UTC 版)

寸止め」の記事における「防具と寸止め」の解説

伝統空手場合防具(「メンホー」)を着用して行われる場合でも寸止めルール適用され防具付き空手直接打撃受け止めるための防具とは明確に区別して万が一当った場合負傷軽減するための「安全具」として用いられる寸止めルール防具は、主に頭部胴体・拳に着用するもの使われ、さらに拳を保護する防具(拳サポーター)は赤・青の2種類用意されるなど、審判判定容易にするよう配慮されている。 ただし、実際試合では攻撃が「当たっている」こともあり、しかもそれが反則にならずポイントとされることもある。また、それによって選手怪我をすることもある。特に試合カテゴリーを「有段者」「段外者」という階層分けている場合初心者からある程度習熟した者まで等しく対戦する段外者の試合では、十分な寸止めができず相手選手怪我をすることがあるまた、十分な習熟がなされ攻撃制御できる有段者試合でも、打撃自体重さ狙い正確さ等が向上しているため、特にカウンターなどを狙った場合に段外者の試合より危険な骨折失神を伴う場合もあり、その場合は寸止めルールのため負傷した選手勝ち上がり負傷させた選手が「反則負け」になるなど矛盾点指摘されている。 寸止めルールにおける防具は、試合規定のとおり寸止め前提条件で、万一攻撃当たってしまった場合における安全性考慮したものであり、攻撃受け止めるためのものではない。そのため、防具着用しているからといって当てて良い」というものではなく防具の上から攻撃を受ければ、簡易な防具のためにその材質強度弱く怪我をすることがある。また防具付き空手使用される後ろ回し蹴り」や「らせん手刀打ち」などの技は遠心力利用しているために途中で止めることが困難な上、その威力大きいため寸止めルールでは逆に相手負傷させて「反則負け」となるケースがあるため使われない。その点で、伝統空手における防具発展途上にあると考えることができ、審判制度判定明確化安全性に関して一層の充実求められる

※この「防具と寸止め」の解説は、「寸止め」の解説の一部です。
「防具と寸止め」を含む「寸止め」の記事については、「寸止め」の概要を参照ください。

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