開発時の注意点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/27 16:47 UTC 版)
「XHTML Mobile Profile」の記事における「開発時の注意点」の解説
XHTMLで書かれたコンテンツを様々な機器で表示させようとすると、多くの問題が生じる。例えばCSSで指定された色を守るものもあれば、そうでない機器もあり、テーブルを正しく描画できるものもあれば、そうでないものもある。適応型アプリケーションの構築とは、機器の持つ機能によってコンテンツを変えることを意味する。しかし、市場には様々なハードウェア(画面サイズ、色機能、ボタン、メモリ、性能)とウェブブラウザがあり、これらを考慮することは大変な複雑さとなる。携帯機器でのブラウザの更新はデスクトップのブラウザほど容易なものではないので、問題のあるブラウザでもその携帯機器が廃棄されるまで使われ続けることになる。 様々な団体がこの問題への対策を提案している。その多くはWAPコンテンツを書く独自言語を提供し、機器に対応して様々なコンテンツ(XHTML MP、WML、CHTMLなど)を渡すというものである。FLOSSコミュニティでの関連標準としてWURFLがある。これは階層型XML設定ファイルを使って数百のデバイス機能をマッピングし、マークアップをその機器がサポートするものに変換する "Wireless Abstraction Layer" (WALL) も設けたものである。W3C Device Description Working Group (DDWG) は、機器の機能情報のリポジトリへのアクセスをコンテンツ適応技術のフレームワークの一部として標準化する仕様を作成している。
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