開発と発展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/11 14:27 UTC 版)
トロントとノースヨークの市長を務めたメル・ラストマン(Mel Lastman)は、フィンチ通り(Finch Ave.)からシェパード通り(Sheppard Ave.)の間のヤング通り(Yonge St.)に沿ってあるノースヨークセンター地区(North York Centre)の開発に力を入れたが、同時に郊外には自然を残す努力がなされた。ノースヨークセンターにはTTCの地下鉄ヤング・ユニバーシティ・スパダイナ・ラインが走っており、同名のノースヨークセンター駅もある。 旧ノースヨーク市庁舎を中心に高層のオフィスビルやコンドミニアムが数多くあり、商店も多く入っている。旧市庁舎のすぐ横には劇場である「トロント芸術センター」(Toronto Centre for the Arts)があり、ヤング通り沿いの中心部に沿ってプロクター・アンド・ギャンブルやネスレ、ゼロックスなどの大企業がカナダ本社を構えている。また、中心街とは別だがマクドナルド・カナダもノースヨークに本社を置いている。シェパード通りに沿って新しい地下鉄の路線が出来たことによりこの沿線沿いに高層コンドミニアムがさらに建設されている。 ノースヨークを横断するハイウェイ401号線(Highway 401)は、北米の高速道路としては最も交通量の多い場所のひとつとなっており、毎日40万台以上の交通量がある。 1980年代、メル・ラストマン前市長の市政によってノースヨークは大きく発展した。旧市庁舎の南には隣接して現在のトロント学校区委員会(Toronto District School Board)である旧ノースヨーク教育委員会(North York Board of Education)のビルがある。これらの建物は複合施設となっており、フルサービスを提供するトロント市内の公共図書館としては最大規模であるノースヨーク中央図書館ともつながっている。このほか、プール施設、喫茶点、大型のホテルなどがある。通りを挟んで東側にもモールがあり「エンプレス・ウォーク」(Empress Walk)と呼ばる4階建ての中は吹き抜けになった建物があり、映画館やスーパーマーケット、家電量販店などが入っている。高層部分はコンドミニアムになっている。
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