長老(監督)と援助奉仕者(奉仕の僕)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 05:47 UTC 版)
「エホバの証人の組織構造」の記事における「長老(監督)と援助奉仕者(奉仕の僕)」の解説
男性信者で、聖書のテモテ第一3章1-7節、テトス1章5-9節にある資格にかなう人は、長老たちの推薦を受け、支部事務所(2014年9月以降は巡回監督)から長老(別称:監督)として任命を受ける。各会衆には複数の長老から成る長老団がおり、支部事務所から受け取った指示に基づき、地元会衆の活動や福祉を決定する。彼らは演壇から教え、会衆の成員に対し気遣いの訪問(牧羊として知られる)を行い、宣教の業で主導をとることが求められる。長老団の指導下で、3人の長老が、長老団の調整者(旧・主宰監督。2009年1月に名称変更)・書記・奉仕監督からなる奉仕委員会を構成し、特定の務めを担う。長老団の調整者は80歳で引退する。 男性信者で、聖書のテモテ第一3章8-13節の資格に適う人は長老たちの推薦を受け、支部事務所(2014年9月以降は巡回監督)から援助奉仕者(旧称:奉仕の僕。2019年4月に日本語でのみ名称変更)として任命を受ける。彼らは、王国会館や音響、マイク・システムの管理、本、雑誌、冊子、会衆の会計といった、会衆を教えることとは関係しない決められた仕事を行い、長老を補佐する。必要な状況が生じた場合、資格ある援助奉仕者が会衆を教えるプログラムを扱ったりグループの監督の任に就くこともある。 女性信者は会衆に教えることには参加しない(コリント第一14章34節)が、ステージで援助奉仕者の仕事として取り上げた活動の大半を担うことがある。これは会衆が小さいとき、ないしは何らかの理由で能力や資格のある男性がいない場合である。ただしこの場合、司会の役を行う女性は本来は男性が行うことすることであると敬意を示し頭にスカーフ等かぶり物をつけ、演台には立たず全員着席で行う(コリント第一11:5-6) 長老や援助奉仕者には、インターネットを通して公式サイトjw.orgへログインし、権限に応じ協会からの手紙、公開講演の筋書き、用紙類、外国語の王国宣教など様々な物をダウンロードできるアカウントがある。
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