長久保玄珠とは? わかりやすく解説

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長久保赤水

読み方:ながくぼせきすい
別名:長久保玄珠、源五兵衛

1717年常陸国多賀郡現在の茨城県高萩市)に生まれた日本の地理学者。特に、「改正日本輿地路程全図赤水図)」の作者として知られる。長久保赤水は農民出身で、鈴木玄淳名越南渓小池友賢などに師事し天文学漢学学んだ52歳時に水戸藩郷士となり、水戸藩主徳川治保侍講務めた

長久保赤水は、「東奥紀行」「長崎行役日記」などの旅行記著したほか、世界地図の「地球万国山海輿地全図説」、中国地図時代別にまとめた「唐土歴代州郡沿革地図」など、豊富な地図残した

改正日本輿地路程全図」は、1774年に長久保赤水自身作成した日本輿地路程全図」の改訂版として、1779年出版され地図である。伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図」の42年前に出版され広く庶民にも流布した。この地図には、北海道蝦夷地)や小笠原諸島沖縄などを除く日本全土描かれており、刊本としては初め緯線方角線が記され日本地図だとされている。伊能忠敬の地図異なり実測された地図ではないが、20数年に及ぶ文献調査に基づき作成され、高い完成度誇っている。

改正日本輿地路程全図」には、竹島当時の「松島」の名で描かれており、日本側の竹島領有を示す最古地図ともされている。韓国東北アジア歴史財団主張では、「改正日本輿地路程全図」が私撰地図であること、竹島彩色されていないこと、経緯度線の外に描かれていることなどを挙げて地図証拠能力乏しさ、あるいは長久保赤水が竹島日本領域外と見なしていたことを主張しているが、島根県は「Web竹島問題研究所」において、いずれも根拠のない主張だとして反論している。

2013年に、長久保赤水の出身地である茨城県高萩市に、市民有志働きかけによって赤水銅像建立された。また、島根県2014年2月に、「竹島の日式典で長久保赤水の子孫を表彰することを発表した

関連サイト
韓国が知らない10の独島の虚偽 - Web竹島問題研究所島根県



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