鐶とは? わかりやすく解説

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た‐まき【手×纏/環/×鐶】

読み方:たまき

《手に巻くものの意》

上代装身具玉や鈴にひもを通して手に巻いたもの。くしろ。

弓を射るとき、左のひじを覆う籠手(こて)。弓籠手(ゆごて)。〈和名抄


かん〔クワン〕【×鐶】

読み方:かん

・たんすなどの引き出しにつける金属製取っ手

切れ目入ったの輪で、茶釜両耳差し入れての上下ろし用いるもの。

紋所の名。1の形を図案化したもの。鐶(かんぎり)・鐶雀(かんすずめ)・四つ(かんびし)などがある。

鐶の画像
鐶の紋所一つ「外三つ鐶」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 17:25 UTC 版)

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左3つがナスカン、上スクリュージョイント、中央ダブルリング、右が回転カン

(かん)とは、環状の金属製部品(環状の金具)の総称。「釻」と表記することもある。

一般に、形状を表す語を前につけ、「-鐶(-カン)」と呼ばれる。また、特に大きさの小さいものには「豆」をつけて呼ぶことがある。

通常はばねの力で環は閉じており、力を加えると環が開くものが多い。

種類

丸鐶(丸カン、リングカン)
環状の金具。環が完全に閉じられているものと、一部に切れ目の入っているものとがある。
角鐶(手カン)
四角形のもの。などの本体と持ち手部分を繋ぐ用途では、「手カン」と呼ばれる。
三角鐶(三角カン)
三角形のもの。
茄子鐶(ナスカン)
茄子のような形状のもの。環の一部を環の内側へ押し下げると環が開く。
鉄砲カン(鉄砲ナスカン)
環を開く際、つまみをのトリガのように引く。回転カンがついていることが多い。
蟹鐶(カニカン)
カニのハサミのような形状のもの。環の外側に突き出たつまみを押し下げると環が内側へ開く。
小判鐶
小判状のもの。
C鐶(Cカン)
丸カンよりも形状が楕円で、一端に切れ目が入っている。
D鐶(Dカン)
Dの字形のもの。
S鐶(Sカン)
Sの字形のもの。
樽鐶(タルカン)
のような形状のもの。
マガタマフック
勾玉のような形状をしている。丸くふくらんだ側に穴があいており、また勾玉の先端へ向けてレバーがついている。ナスカンの様にレバーを環の内側へ押し下げると環が開く。
二重鐶(二重リング、ダブルリング)
環が二重になったもの。環の中へ別の環を通す際は、切り口の端の部分から中へ通すようにする。
レバー鐶(レバーナスカン、レバースナップ、バレルスナップ)
ナスカンの一種。環の外側に突き出たつまみを押し下げると環が外側へ開く。
リングキャッチ(スクリュージョイント、スピードキャッチ)
環の開閉がねじ式になっているもの。形状は楕円形や三角形などがある。
クイックキャッチ
リングキャッチに似ているが、環の開閉がねじ式ではなく、スライド式になっているもの。
コキ鐶(リュックカン、移動カン、くわえカン、ニフコキ、送りコキ、ベルトスライダー)
ベルトの長さを調整するための金具。
吊り鐶(吊りカン)
絵画などをつるすための金具。
回転鐶(回転カン)
2つの環が互いに独立して回転できるようにしたもの。ナスカンには回転カンと一体となったものもある。
猿鐶(サルカン、よりもどし)
回転カンと同じ。釣り具としてはこの呼び方が用いられる。釣り糸のよじれによって絡まったり切れるのを防ぐ。英語では「スイベル」(Swivel)といい、外国発祥であるルアーフィッシングではこの呼び方が用いられる。
釜鐶(釜輪)
茶道具の一種。茶釜の外側につけられた2つの環状の突起(鐶付)につけ、茶釜を釣る際に用いる。

関連項目


出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 08:30 UTC 版)

発音(?)


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