銅造千手観音坐像とは? わかりやすく解説

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銅造千手観音坐像

主名称: 銅造千手観音坐像
指定番号 3381
枝番 00
指定年月日 1984.06.06(昭和59.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  細川頼之応安元年一三六八)に建立した当院安置される髪際八寸金銅千手観音坐像である。近世伝承に、頼之の室玉洲の念持仏という。
 髻頂仏面から両脚部までを一鋳とし、これに各別鋳の頭上面と合掌・宝鉢手、前後に六・七・六臂の三列とする左右脇手を〓【ほぞ】で取り付ける鎌倉彫刻に通例構造ながら、鋳技、彫技共にきわめて熟達し、腰を細くしぼり膝を広く張り出して長い脇手との均衡をはかる全体観は、形よく整って抑揚に富む。膝頭軽快反り上げた両脚部の形、その写実装飾性とのバランスがとれた衣文表現にも巧技生かした細やかな作風みてとれ制作時期十三世半ば下らないものと思われる
 造像時の鍍金残り持物一部光背全容をも具備している。鎌倉小金仏中、屈指の精作として、その価値は高い。



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