野球憲章とろう学校の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 08:18 UTC 版)
「遥かなる甲子園」の記事における「野球憲章とろう学校の関係」の解説
高野連の『加盟に関する規定』は、高等専門学校など学校教育法第四章に属さない学校の野球部の加盟について定めたものだが、その7番目として「各都道府県高等学校野球連盟が特殊教育学校野球部参加について、指導、監督に責任の持てるもので、一都道府県内の大会に限り、特別にその参加を認める」という規定が出来たのは1971年のことであった。 しかし、1974年に『福井ろう学校軟式野球部が、全国高校軟式野球大会の福井県予選で優勝したにもかかわらず北陸大会への出場を認められず、高野連に全国から抗議が殺到、急遽全国大会への出場が認められた』という事件があった。これを機に上の規定は「特殊教育学校野球部の加盟については、当該都道府県高等学校野球連盟で全日制高等学校と同様の承認手続きを行う」と改定され現在に至っている。 北城ろう学校の加盟問題が起こったのは1981年で、この規定が周知徹底されていたならば、北城ろうの加盟は全く問題なかったと推察される。また、このような誤解を生む学生野球憲章第16条そのものを変えるべきだとする意見もある。 野球憲章は、2010年2月24日に全面改正された。これにより旧規定にあった多数の例外扱いはなくなり、一律に高等学校なら加盟は認められる形になった。第3条 (2) で次のように明記されている。 イ 高等学校野球連盟に加盟できる学校は、原則として、学校教育法で定める高等学校とし、日本高等学校野球連盟は、日本学生野球協会の承認を得て、高等学校野球連盟に加盟する資格および基準を定める。
※この「野球憲章とろう学校の関係」の解説は、「遥かなる甲子園」の解説の一部です。
「野球憲章とろう学校の関係」を含む「遥かなる甲子園」の記事については、「遥かなる甲子園」の概要を参照ください。
- 野球憲章とろう学校の関係のページへのリンク