野球帽とファッション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 00:53 UTC 版)
20世紀に入り、つばが長くなる傾向があり、これに伴い、本体の垂直化がみられるようになった。1996年、ニューエラ社に映画監督スパイク・リーから赤いニューヨーク・ヤンキースの帽子の制作オファーがかかり、これがカスタムキャップの発端となった。1990年代初頭から少年グループやラッパーの間でニューエラ社の野球帽が流行していたのも伴い、ファッションにおけるトレンドアイテムとなる。これは日本にも伝播し、これ以前は(球場周辺はともかく)街で野球帽をかぶるのは子供たちだけ、という環境に変化が訪れ、2004年にはニューエラ社が日本に進出。2005年より横浜ベイスターズのサプライヤーになり、ヒップホップ文化圏から徐々にファッションアイテムとしても広まっていった。以降、日本球団も日常使いのできる野球帽バリエーションを増やすことになる。ニューエラ社の野球帽は丸い本体とフラットなツバが特徴で、ゼロ年代の日本プロ野球ではこの流れに合わせ、旧来型の垂直帽と丸型帽を選手、チームスタッフによって選択可能にしていた球団も多い(福岡ソフトバンクホークス、東北楽天ゴールデンイーグルス等)。
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