野毛山とは? わかりやすく解説

野毛山公園

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 03:39 UTC 版)

野毛山公園
Nogeyama Park
分類 都市公園総合公園
所在地
座標 北緯35度26分45秒 東経139度37分25秒 / 北緯35.44583度 東経139.62361度 / 35.44583; 139.62361座標: 北緯35度26分45秒 東経139度37分25秒 / 北緯35.44583度 東経139.62361度 / 35.44583; 139.62361
面積 90,793 m2
開園 1926年(大正15年)9月18日
運営者 横浜市(指定管理者:公益財団法人横浜市緑の協会[1]
駐車場 なし
告示 1925年1月26日
事務所 みどり環境局 南部公園緑地事務所 都心部公園担当
事務所所在地 横浜市中区本町6-50-10(横浜市役所
公式サイト 野毛山公園(野毛山動物園公式サイト)
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野毛山公園(のげやまこうえん)は、神奈川県横浜市西区に位置する都市公園(総合公園)。面積は約9.1ha、敷地内には野毛山動物園があり、約380本あるの名所としても有名である[2][3]。園内からはみなとみらい地区も一望できる。

沿革

古くから、野毛浦(現:野毛町)に面した標高50メートルの丘陵一帯を野毛山と称していた。

  • 1859年 横浜が開港すると、開港場より東に外国人が居住、西の野毛山は日本人の豪商たちの住宅地となり、原善三郎茂木惣兵衛らの邸宅が建てられた[4]
  • 1887年 ヘンリー・スペンサー・パーマーによって野毛山に横浜水道の配水池が設置され、日本初の近代水道が始まる[5]
  • 1923年 関東大震災で野毛山も被災。
  • 1926年 野毛山は避難場所も兼ねた公園となって一般公開される。開園当時は、回遊式日本庭園、西洋庭園、折衷庭園の三つの様式を持っていた[6]
  • 第二次世界大戦中は陸軍に使用され、戦後1947年までは米軍に接収されていた。
  • 1949年 日本貿易博覧会が開催、野毛山が第一会場となる[2]
  • 1951年 日本庭園部分に動物園が、配水池に連なる洋式庭園部分に児童遊園が造られ、「野毛山遊園地」として開園。
  • 1964年 配水池の老朽化により配水池を地下に新設、児童遊園も含めた配水池地区を公園とした[2]。これにより、動物園地区は野毛山動物園となり現在の形となる。
  • 1971年 横浜市初のスロープ式歩道橋「野毛のつり橋」完成。
  • 1987年 横浜水道創業100年を記念して、パーマーのブロンズ胸像が除幕。
  • 2002年 動物園地区で1999年から改修工事が行われ、野毛山動物園が11月リニューアルオープン。
  • 2009年 配水池地区のバリアフリー化[7]、改修工事着工。
  • 2011年 二代目野毛山公園展望台が8月1日オープン[8]

施設

動物園地区

野毛のつり橋
標識
柳宗理によるデザイン

展望地区

  • 旧野毛山配水池
  • ヘンリー・スペンサー・パーマー胸像
  • 競技会場地記念碑
  • 展望台(二代目)[8]
    • 2階(こもれびテラス):高さ3.6〜5.1メートル、面積30平方メートル
    • 3階(展望テラス):高さ6.3メートル、面積102平方メートル(3階標高:約57メートル)
    • 付帯設備:エレベーター、多目的トイレ、男子トイレ、女子トイレ
  • 3on3バスケットボールコート
  • 遊具広場

散策地区

佐久間象山の顕彰碑
中村汀女の歌碑
ラジオ塔

所在地・交通

神奈川県横浜市西区老松町63-10[3]

周辺

脚注

  1. ^ 横浜市立動物園等の指定管理者の選定について 横浜市
  2. ^ a b c 野毛山動物園の歴史”. 横浜市緑の協会. 2023年12月16日閲覧。
  3. ^ a b 野毛山公園”. ガーデンネックレス横浜. 横浜市みどり環境局. 2023年12月16日閲覧。
  4. ^ タイムスリップよこはま - 桜木町周辺 - - 野毛山公園 -”. フューチャーネットワークス. 2014年1月22日閲覧。
  5. ^ タイムスリップよこはま - 桜木町周辺 - - 近代水道(建設者ヘンリー・スペンサー・パーマー工兵少将) -”. フューチャーネットワークス. 2014年1月22日閲覧。
  6. ^ 維持管理基本水準書 <野毛山動物園及び野毛山公園(野毛山動物園を除く)> 平成22年1月 横浜市環境創造局”. 横浜市. 2014年1月22日閲覧。
  7. ^ よこはまのどうぶつえん 野毛山公園(配水池地区) 再整備計画のお知らせ”. 横浜市緑の協会 動物園部. 2014年1月22日閲覧。
  8. ^ a b 横浜市 環境創造局 【記者発表】二代目野毛山公園展望台が新たにオープン!”. 横浜市. 2014年1月22日閲覧。
  9. ^ 園内の説明板を参照
  10. ^ 60年の間、野毛山公園に存在していた「野毛山プール」の歴史を徹底調査!”. はまれぽ.com. Poifull (2015年6月4日). 2025年7月19日閲覧。

関連項目

外部リンク


野毛山(のげやま)

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花屋敷澄花の聖地巡礼」の記事における「野毛山(のげやま)」の解説

桐葉学園高校1年3組担任教師小太りバーコード風に禿げ上がっている。生徒からつけられあだ名は「ハゲ山」や「ハゲ山動物園」など。

※この「野毛山(のげやま)」の解説は、「花屋敷澄花の聖地巡礼」の解説の一部です。
「野毛山(のげやま)」を含む「花屋敷澄花の聖地巡礼」の記事については、「花屋敷澄花の聖地巡礼」の概要を参照ください。

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