部分ごとの表現とは? わかりやすく解説

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部分ごとの表現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/25 23:19 UTC 版)

解剖学における方向の表現」の記事における「部分ごとの表現」の解説

近位と遠位 四肢については、体幹に近い側を近位(きんい、proximal)、遠い側を遠位(えんい、distalと言う血管について心臓に近い側を近位末梢神経について脳に近い側を近位と言うことがある。 橈側と尺側 上肢について、解剖学的正位前提すれば橈骨尺骨よりも外側にあり、親指小指よりも外側にあると言えるが、体幹基準にした表現わかりにくいので、「正中神経」という名前が示すとおり、上肢だけを切り離して考える。橈骨親指のある側が橈側radial)、尺骨小指のある側が尺側(ulnar)である。なお下肢について脛骨側(tibial)・腓骨側(fibular)という表現を使うことがあるが、下肢上肢ほど向き変わらないので内側外側で通すことも多い。 掌側と背側、底側と背側 上肢について、手のひらの側を掌側(palmar)、手の甲の側を背側dorsalと言う下肢については足の裏の側を底側(planter)、足の甲の側を背側dorsalと言う。 手における方向。 足における方向口側と肛側 消化管一本つながった管なので、普通の座標軸加えて、「より口に近い側」「より肛門に近い側」という表現が可能である。口に近い側を口側(oral)または吻側(rostal)、肛門に近い側を肛側(anal)と表現する。したがって食物は普通、より口側からより肛側に移動すると言える同側と対側 体の左右に対称に(「有対性に」という)ある臓器について言う。全身を右半身と左半身分け、同じ半身属す臓器(たとえば右手大脳半球)は同側にあると言い、違う半身属す臓器左手大脳半球)は対側にあると言う。ある身体所見片方半身だけに現れるとき、その所見片側性であると言い両方半身に(左右対称に近い形で)現れるときは両側性であると言う身体所見片側性か両側性かは原因疾患特定において重要である。片側性なら神経系血管系の異常が、両側性なら血液内分泌自己免疫などの異常が示唆される

※この「部分ごとの表現」の解説は、「解剖学における方向の表現」の解説の一部です。
「部分ごとの表現」を含む「解剖学における方向の表現」の記事については、「解剖学における方向の表現」の概要を参照ください。

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