選別と成型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 21:53 UTC 版)
食材をナイフ・包丁などで切り、可食部を取り出したり、用途の違いにより選別を行う。食べやすい大きさに切ったり、形を整え食感に統一感を与えたり、視覚的な美しさのための成型も併せて行う。切る以外に「おろす」(すりおろす)、叩くなどの方法もある。 野菜 皮を剥いたり、葉・実(果実)・茎・根などを分け、食べられる部位をさらに成型する。 魚 骨・内臓などを取り除き、身(肉)の部分を切り分ける。日本料理では三枚おろしが一般的である。魚ごとの性質や、次に焼くのか煮るのか、といったことに応じて、それに適した形に切ってゆく。刺身は、包丁だけで料理が完結し、包丁の切れ具合や「包丁さばき」によって食感、味が大きく異なるとされる。 肉 適切な大きさ・形に切る。ミートハンマー(肉たたき)でたたき、柔らかくする。あるいはミンサーで挽き肉にする。ひき肉はしばしばボール状や平たくまとめ、後で焼いたり揚げたりする手順へすすむ。 穀物 粉砕する場合もあり、これは多くの場合料理以前にまとめて行われる。これは「擂る」と言うが、これによってできた粉末は練って固めて塊や麺の形で用いられる。この加工過程も料理に含まれる。
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