遠征時のエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 09:50 UTC 版)
「サンフランシスコ・シールズ」の記事における「遠征時のエピソード」の解説
第2戦は来賓として皇太子、義宮が観戦している。 大相撲の横綱・前田山英五郎は当時大阪で開催されていた秋場所を負けが込んで病気休場、帰京療養中にこの親善試合を観戦、監督のオドールと握手している写真を新聞に掲載され「休場中の横綱が野球観戦とは何事か」と批判を浴び、これがもとで引退した。 日本で初めてコーラ(コカ・コーラ)とホットドッグを一般に発売したのがこの親善試合であった。 シールズのユニフォームは左胸に小さく「SEALS」のロゴが入るタイプで、この後日本のプロ野球チーム(特に遠征直後、日本プロ野球が2リーグに分裂した際に新設された球団)はこぞってこのスタイルを取り入れている。 最終戦でシールズに完投負けした関根潤三は当時、法大の主将・エース・4番打者として東京六大学野球秋季リーグ戦で優勝争いをしている真っ最中であった。明大に連勝した場合は優勝決定戦に持ち込めるという状況で、法大は明大との1回戦に勝利したが2回戦は雨で中止。その翌日の10月30日がシールズ戦で、六大学の各チームは以前訪日した監督のオドールから技術指導を受けていた恩義もあってリーグ戦を中断、選抜チームを編成してこの日の「オドールデー」に臨んだ。関根は急遽組まれたこのシールズ戦で13イニングを完投してしまい、関根にこの試合での疲労が残ったせいか、法大は翌々日の11月1日に行われた明大との2回戦に破れて優勝を逃している(優勝は慶大)。
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