通用停止とは? わかりやすく解説

通用停止

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/23 16:10 UTC 版)

宝永通宝」の記事における「通用停止」の解説

5代将軍徳川綱吉没して程なく徳川家宣により生類憐れみの令廃止と共に悪評であった大銭も鋳銭停止とされ、通用停止された。宝永6年1月17日1709年2月26日)の大銭停止の触は、江戸より到来した旨が、正月23日1709年3月4日)付で京都町奉行から小堀仁右衛門他5人の代官に通告された。 大銭相止御触 一 先達て被仰付候、大銭の儀通用難渋下々迷惑仕候に付、向井通用止め様に今度被仰付候、且又御蔵より出候大銭は、追々御引可成候旨、町中商売人へ、念入可申渡候事 寳永六丑年正月廿三日 京都七条銭座上納した47,750貫文返還請求できず大損害を被ることとなったまた、市中の大銭は引き換え延期された上に『近世見聞集』では享保8年1723年)に大銭一枚は銭七文に引き換えられたとある。信用貨幣論者である勘定奉行荻原重秀でさえ、「此大銭の事はよからぬこと」と申したとのことである。 明治維新には、丁銀豆板銀銀目廃止以前に通用停止とされたものも含めて単位貨幣によりレート定められ交換され、他のほとんどの貨幣以前に通用停止とされたものも含めて新貨による交換レート通用価値定められたのに対し宝永通宝については新貨による交換レート通用価値定められなかった。

※この「通用停止」の解説は、「宝永通宝」の解説の一部です。
「通用停止」を含む「宝永通宝」の記事については、「宝永通宝」の概要を参照ください。

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