近鉄の本拠地として開場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:00 UTC 版)
「大阪ドーム」の記事における「近鉄の本拠地として開場」の解説
大阪政財界の建設を求める声に応える形で、大阪シティドームが設立されドームの建設が開始、1997年2月20日、大阪ガスの工場跡地に完成、東京ドーム、福岡ドームに次ぐ日本3番目のドーム球場として3月1日に開場し、パシフィック・リーグの大阪近鉄バファローズの本拠地(専用球場)となった。設計は大林組と竹中工務店、建設には両社を含め10社以上の企業が参加した。また同年には中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドームも開場した。 当初はドーム内でのイベント日以外にも商業施設として機能させるべくショッピングモールやアミューズメント施設(ドーム内2階の「グリンドムモール」およびドーム内9階の「フェスタモール」、ドーム前千代崎駅がある東側の「Padou」)を作り営業していた。しかしイベントが無い日はほとんど来場者が無く、相当数のテナントが撤退していくことになった。またその利用者を見越して造られた立体式地下駐車場も、利用の低迷と維持管理費の削減のために建設当時の台数の半分近くが解体の上、埋められてしまった。さらに近鉄の観客動員も初年度以外は伸び悩み、コンサートの利用数も振るわずと赤字が続き、大阪市のドーム建設計画の甘さが露呈、大阪市の税金の無駄遣いの典型と批判された。
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