利用の低迷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 12:03 UTC 版)
「奈良公園バスターミナル」の記事における「利用の低迷」の解説
奈良県は2019年5, 6月のバス利用台数の想定を1万9,285台としていたが、実際の利用台数は7,020台にとどまっていることが分かった。県が指定した駐車場が遠く時間もかかることから、多くの観光バスがターミナルを使わずに春日大社の駐車場を使っていることが毎日放送 (MBS) の番組『ミント!』で取り上げられた。春日大社の駐車場は利用料3,000円を支払えば乗客を降ろした後もその場で待機できることから、観光バスの駐車場利用が1.5倍に増えたという。バスターミナルの利便性の低さにより、付近の社寺の駐車場に観光バスが集中する事態になっており、春日大社や興福寺は激しい混雑が予想される10月と11月の土日祝日のバス受け入れ停止を決めた。 観光バスが周辺の寺社に流れて奈良公園周辺の渋滞が深刻化していることについて、荒井正吾知事は9月25日の定例会見で「大仏殿だけ見て帰る人たちは来なくていい、大仏殿だけ見て帰るのは奈良の経済のためにならない」と持論を展開し、直後に釈明し発言を取り消したものの「混んでも構わないという人は困ったお客さんに間違いない、バスが来ないなら混雑緩和になる。」と続けた。県は対策として、原則前日までだった予約を10月10日から当日でも可能にするとした。荒井知事は10月9日の定例会見で「将来的に平城宮跡朱雀門ひろば南側の工場跡地に駐車場を整備する」と語った。
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