農地法違反問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 22:41 UTC 版)
自宅がある相模原市の土地が農地法に違反していることが明らかとなった。問題となった土地は、実質的に輿石が所有する1298平米のうちの6割にあたる779平米である。 1973年、1298平米のうち779平米が、農業振興地域整備法(農振法)に基づく農用地(農振農地)に指定され、農地以外への利用が原則不可能となる。1975年、農振農地以外の農地のうち313平米を、母屋の建築時に正規の手続きを経て宅地に転用。残りの985平米は名義上義弟が所有。1989年、実質的な所有者は輿石に。農地以外への利用が禁止されている農振農地を含めて、庭や車庫、舗装道路を設置。2009年10月以降、相模原市農業委員会による指導を受け、名義上の所有者である義弟は農振農地以外の190平米について宅地への転用許可を得たが、農振農地である779平米は違法状態である。 2013年5月16日、市の是正指導後も農地への復元が完全になされていないとして、東京、神奈川、山梨3都県の農地・教育問題を考える市民団体が農業振興地域整備法違反罪で輿石氏を横浜地検に刑事告発した。名義上の所有者である義弟は、産経新聞の取材に対し「農地に復元し、私が農作物を作っている。市農業委員会がオーケーを出したから問題ない」と説明。20年以上に及ぶ無許可転用については「知っていた」と違法性を認識していたことを認めた上で「市農業委員会がいいかげんで(車庫などを)造っても何も言ってこなかった。指導しなかった市が悪い。(同様事例は)世の中にいっぱいある」と話した。一方、輿石の事務所は同紙への回答は期限内にはなかったと報じた。
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