転身・マデイラ諸島・結婚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 18:17 UTC 版)
「パウル・ランゲルハンス」の記事における「転身・マデイラ諸島・結婚」の解説
1875年の10月に、ランゲルハンスはマデイラ諸島の首都フンシャルに向けて船出をした。そこで彼はある程度回復し、相変わらずの活力をもって新しい職務に着いた。彼は海洋生物の研究を開始し、漁師たちの漁網をつぶさに調べるため、浜辺へ定期的に出かけた。海洋無脊椎動物について記述し、分類したランゲルハンスの著作は彼の科学に対する第三の貢献と位置づけるにふさわしい。1887年に、彼はベルリンの王立アカデミーでその話題についての講演を行った。 彼はフンシャルで医師として働き、大部分は結核を患う人々の処置をした。そしてウィルヒョウの保存記録に関する科学論文を発表した。この中には含まれていないが、彼はマデイラ諸島への旅行者のためのハンドブックも執筆し、そして気象学に関する研究も続行した。 1885年、ランゲルハンスは彼の患者の1人の未亡人、マーガレット・エバートと結婚した。彼らは結婚旅行としてベルリンに旅行し、ランゲルハンスの父、姉妹、そして2人の兄弟と生涯で最後の再会を果たした。この新婚夫婦は、フンシャルでもっとも美しい別荘であり、今では統治者の住居であるクインタ・ランバートに賃貸して住んだ。彼の新妻の言葉によれば「言葉では言い表せない幸せな3年間」が続いた。
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