車体・走行装置の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/08 01:19 UTC 版)
「国鉄ワム49000形貨車」の記事における「車体・走行装置の構造」の解説
屋根以外の車体や走行装置の構造は3形式ともほぼ共通なのでまとめて記述する。 車体側面の下半分は3分割のあおり戸になっている。また、側面中央には、有蓋車として使用するための吊り下げ式の引き戸がある(下部はあおり戸になっているので高さ1,435mmと上半分しかない)。中央のあおり戸上部は引き戸のガイドを兼ねているので開閉する際には引き戸を開いてからあおり戸を開けることになる。 床面は釘打ちのできる鋼板が使用されている。これは断面がC形の鋼材を多数台枠に溶接したもので。鋼材同士の隙間に釘を打ち込む事によって固定される。隙間にはシーラントが充填されておりゴミ等が詰まらない様になっている。 台枠はワム80000形(初代)で試作された構造を発展させたもので、長手方向の3本の梁(中梁と左右の側梁)を端梁と横梁で結合している。細部は3形式でそれぞれ細部が異なり、特にワム49200形では車体中央部の中梁を省略して軽量化を図っている。 車体外部の塗色は、ワム49000形はぶどう色2号、ワム49100形・ワム49200形はとび色2号だった。 走行装置は一般的な2段リンク式で、最高速度は75km/hである。
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