車体・走行機器など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 08:24 UTC 版)
「大阪市交通局80系電車」の記事における「車体・走行機器など」の解説
車体はアルミ合金製薄肉大型中空形材で構成されており、先頭形状などは70系に類似する。 車体塗装は薄いクリーム色を基本とし、今里筋線のラインカラーであるオレンジのラインを側面中央と上部および前面非常用貫通扉下部に配し、客用ドア周りは肌色である。さらに先頭車の前面下部には、今里筋線の正式名称が「大阪市高速電気軌道第8号線」であることにちなんで「8」を変形させたマークと、リニアモーター駆動を示す「LIM」の文字がある。また、大阪市営地下鉄のマークは、車両側面の下部に記されていたが、大阪市営地下鉄民営化に伴い2017年中にマークは消去され、2018年4月からは各車両の戸袋部分左右1か所ずつ、Osaka Metroロゴが貼付されている。 客室の窓ガラスは扉間は1枚下降式、車端部は固定式である。行先表示器は70系では前面幕式、側面LED式であったが、本系列では前面・側面とも幕式である。 主回路はVVVFインバータ制御で、使用素子は70系のGTOサイリスタからIGBTに変更された。 客用扉については、01編成のみ試験的に大阪市営地下鉄初の電気式ドアエンジンが採用された。また、01編成では非常用ドアコックが各扉に1台ずつ設置されている。(その他の編成は1両当たり2台) 今里筋線は全駅に可動式ホーム柵を設置しているため、転落防止幌は設置されていないが、01編成については落成当初は設置され、後に撤去された。そのため、01編成の妻面には転落防止幌の撤去跡が残っている。
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