車両増備について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 22:08 UTC 版)
「ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ」の記事における「車両増備について」の解説
ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイによって新たに導入された車両は387形(英語版)、700形、717形の3種類である。 387形「エレクトロスター」には、運輸省が主導する形でテムズリンクに導入された387/1形と、ガトウィック・エクスプレス用にゴヴィア・テムズリンク・レールウェイが独自に導入した387/2形の2つのグループが存在する。前者は700形導入の遅れに対応するため2013年7月に4両編成29本が発注され、2014年12月から2015年7月にかけて導入された。これらは319形の一部を置き換え、700形が導入されると2016年ごろからグレート・ノーザンへ転属した。387/2形は4両編成27本が2014年11月に発注され、2016年2月から順次運行を開始して442形(英語版)を置き換えた。なお、後者の一部についてもガトウィック・エクスプレスへの投入前にテムズリンクへの充当が行われている。 700形「デジロ・シティ」は運輸省の主導によりテムズリンクに導入された車両で、シーメンスによって8両編成が60本、12両編成が55本製造された。これらは当初2012年の導入が予定されていたが、落札者の発表が2011年、契約締結が2013年、納入開始が2016年と大幅に遅れたため、387形の製造が行われている。700形は2016年から2018年にかけて営業運転に投入され、319形、377形、387形を置き換えた。 387/1形と700形はあわせてグレート・ノーザンの317形、321形、365形(一部)の置き換えを行っている。 717形「デジロ・シティ」はゴヴィア・テムズリンク・レールウェイがグレート・ノーザンのノーザン・シティ線直通系統向けに導入した車両である。700形に類似しているが前面に非常扉がついており、6両編成25本がシーメンスに発注され、2018年9月から営業運転に就いている。これらは313形を置き換えた。 これらに加え、171形2両編成2本、4両編成2本が増備された。 また、ブランド間の転属車両としてはグレート・ノーザンへ転属した387形のほか、サザンへの転属が行われた377形が挙げられる。
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