路面電車の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 05:32 UTC 版)
路面電車の場合、概ね1980年代中頃までは電車の運行状況を集中的に管理するシステムがなく、主要な停留場や車庫に輸送・運用指令に相当する業務を行う事務所を設け、利用者の増減や発着本数等の状況を見ながら運行間隔の調整や行先・系統指示を行っていた。多くの軌道事業者においてはこの指令業務のことを(タクシー会社の様に)「操車」あるいは「配車」と呼称しており、業務を行う事務所を「操車所(室)」「配車所(室)」、業務を行う職員を「操車係」「配車係」などと称した。ただし、分岐点における分岐器・信号機の操作・進路指示についても同じ「操車」などの呼称が用いられており、信号扱所に相当する操作室のことも「操車所(室)」などと呼ばれ、交差点で見通しを良くするために高い位置に設けられたものは特に「操車塔」などと呼ばれた。 複数の箇所で個々に指令業務が行われることから、運行本数の偏在が起こりやすく、また、電車の所在自体は把握できないため道路混雑が激しくなると適切な運行指示が困難となった。 現在も運行されている路面電車においては、集中的な運行管理システムを導入し、鉄道と同様な運行管理・指令業務を行っている例も多い。
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路面電車の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 16:32 UTC 版)
路面電車の場合、分岐点や折返し停留場での分岐器・信号操作業務を、輸送・運用指令相当業務と合せて「操車」あるいは「配車」と呼称しており、信号扱所に相当する分岐器や信号の操作室についても「操車所(室)」「配車所(室)」などと呼ばれ、交差点で見通しを良くするために高い位置に設けられたものは特に「操車塔」あるいは「信号塔」などと呼ばれた。但し、主要停留場などに設けた輸送・運用指令業務を行う事務所も同様な「操車所(室)」などの呼称が用いられる。 合理化のため分岐器や信号の操作が自動・無人化されると、操車塔・信号塔も不要となって撤去され、残存しているものは少ない。
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