赤尾清綱とは? わかりやすく解説

赤尾清綱(あかお きよつな) ????~1570

孫三郎 美作
◇父:赤尾駿河守 子:赤尾新兵衛尉清冬
 近江浅井氏三家老“海赤の三将”の1人近江赤尾城主各地転戦活躍したが、浅井氏滅亡の際、当主長政自害の後、捕虜となり斬首された。

赤尾清綱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 02:47 UTC 版)

 
赤尾 清綱
時代 戦国時代安土桃山時代
生誕 永正11年(1514年
死没 天正元年9月1日1573年9月26日
別名 孫三郎(通称)
官位 美作守(受領名)
主君 京極高清高延浅井亮政久政長政
氏族 赤尾氏
父母 赤尾教政[1]
清冬、四郎兵衛、伊豆守、孫介、菊姫
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赤尾 清綱(あかお きよつな)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将浅井氏の家臣。浅井三将の一人。

生涯

永正11年(1514年)、赤尾教政の子として生まれる。赤尾氏は近江の国人で、元々は京極氏の傘下であったが、後に海北氏雨森氏と並ぶ「浅井三将」に数えられた。清綱は近江浅井氏初代・浅井亮政の頃から浅井氏に仕えた。当主からの信頼がとりわけ厚く、小谷城内の防衛の要所に赤尾曲輪と呼ばれる居館をもち、そこに在番していた。通常、家臣は城下に武家屋敷を持ち、そこを居館とするものだが、城内に居館を持つのを許されており、その信頼の厚さが窺われる。

久政の代には、同家臣・遠藤直経らと共にその子・長政への家督委譲と久政の隠居を計画、久政が城を出た隙に小谷城を占拠し、長政への家督委譲を認めさせた[2]。長政が当主となった頃には老齢であったため、主に軍目付的な存在として陣中に赴いていたという。また、亮政が六角氏との攻防により一時越前に退避、朝倉氏と同盟を結び再起を図ったという経緯から、家中では朝倉寄りの立場を取りつづけた。

赤尾曲輪を設けて在番し、赤尾美作守として著名となった。

天正元年(1573年9月1日小谷城の戦いで織田軍に敗北して捕虜となり、信長の目前で切腹した[3]。享年60歳。

赤尾屋敷で浅井長政とその弟の政元と共に自害した[4]とする説もある。

脚注

  1. ^ 大日本地誌大系 第26巻』より
  2. ^ この家督交代劇は、武田信虎から家督を奪い取った武田晴信らの行動と似てはいるが、信虎が生涯躑躅ヶ崎館への帰還が叶わなかったのに対し、久政は長政や家臣らと和解し、すぐに小谷城へ戻っている。
  3. ^ 信長公記』巻六。
  4. ^ #ビジュアル解説 切腹で読む日本史 漢の美学、ここにありp.33 綜合図書

登場作品


赤尾清綱(あかお きよつな)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:19 UTC 版)

センゴク」の記事における「赤尾清綱(あかお きよつな)」の解説

通称美作守。浅井家三代仕えた重臣筆頭であり、長政幼少時から知る人物。小谷城中に屋敷構えている。屋敷ではお市幽閉していたが、浅井市として生きる決心をしたお市見て笑顔見せた羽柴秀吉による調略撥ね付け長政最期看取る

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