貫入

デジタル大辞泉

かん‐にゅう〔クワンニフ〕【貫入】

読み方：かんにゅう

［名］(スル)

１ 貫いて入ること。また、突き抜いて入れること。

２ マグマが地層や岩石内に入り込んで固まり、新しい火成岩体をつくること。

３ ⇒貫乳(かんにゅう)

伝統的工芸品用語集

貫入

読み方：かんにゅう

釉面に現われたひびのこと。素地と釉薬とでは焼成と冷却の間の膨張や収縮の度合いが違うためにおこるものです。貫入は一種の装飾効果として、大堀相馬焼・薩摩焼・萩焼・粟田焼などでは多くみられます。

陶芸用語大辞典

貫入

読み方：カンニュウ

釉面に現れたひび。

ウィキペディア小見出し辞書

貫入

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/05/03 15:45 UTC 版)

「地質構造」の記事における「貫入」の解説

詳細は「貫入岩」を参照 既に形成された地層などを別の岩石が切って貫いていることがあり、これを「貫入（かんにゅう）」と呼ぶ。例えば、マグマが地層や岩石内を貫いて固まり、新しい火成岩体を生み出すことがある (貫入岩) 。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

貫入

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 11:16 UTC 版)

名詞

貫 入（かんにゅう）

1. 貫き、中に入ること。または、中に入れること。
2. マグマが上昇して地殻に入り込むこと。地殻を突き抜けて地表に溢れ出た場合は、「噴出」と呼ぶ。
3. 陶磁器の釉薬（うわぐすり）の表面にできた、網目状の細かい罅（ひび）。

発音^(?)

か↗んにゅー

類義語

（語義3）罅入、貫乳

翻訳

• 英語: intrusion ^(en)

• 英語: cracking ^(en), craze ^(en)

動詞

1. 貫き、中に入る。または、中に入れる。
2. マグマが上昇して地殻に入り込む。

活用

サ行変格活用

貫入-する

• 英語: intrude ^(en)

Weblio日本語例文用例辞書

「貫入」の例文・使い方・用例・文例

• 貫入性の工程によって生産された岩石
• 寄生植物の根に似た付属物で宿主に貫入し栄養をとる
• 地球の奥深くで固まったと考えられている大きな貫入性の火成岩の固まり
• 粒状の結晶性の貫入岩
• 細粒状の貫入岩の1つ
• 貫入したマグマが固結してできた岩石
• 貫入試験という地盤調査法
• マグマの貫入により生じる変成作用で生じた鉱物
• 接触変成岩というマグマの貫入による変成作用により生じた岩石
• 接触変成作用という,マグマ貫入により生じる変成作用