財政危機とCHTCによる買収の失敗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 19:31 UTC 版)
「華菱星馬汽車」の記事における「財政危機とCHTCによる買収の失敗」の解説
2008年、製品の需要が低かったこともあり2007年の世界金融危機の影響を受けたことで2014年と2015年に営業損失を計上しており、2016年は株主からの投資により損失を回避し、3年連続の損失計上による上場廃止の危機を回避している。また、この損失の一部は2015年後半に行われた子会社である建設部門の事業再編計画の失敗によるものであった。2017年6月、中国の国営コングロマリットである「CHTC」が華菱星馬汽車から建設部門子会社の株式15.24%を購入し、筆頭株主になることが発表されており、地方企業である馬鞍山市から中央企業である国務院国有資産監督管理委員会(SASAC)に変更が行われる予定であった。なお、取引の一環として、建設部門の株式と引き換えにCHTCが保有していたバス製造部門の買収も行う予定であった。2017年8月、華菱星馬汽車はバス部門買収に関する手続きの煩雑さから買収の中止を発表しており、最終的にCHTC側も2017年10月に出資に対する十分な補償が得られないとしてこの買収提案の中止を発表している。
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