豬血糕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 14:17 UTC 版)
豬血糕は、米血または米血糕とも呼ばれ、食材としての豬血糕と、豚血ともち米を使ったおやつという2つの意味がある。名前は種類によって「豬血糕」、「花生米血」、「花生豬血糕」と異なる。 豬血糕は、台湾の屋台で人気の食材である。店によっては「花生豬血糕」の名で売られる場合もある。蒸した状態のものを醤油に漬けて、客のニーズに合わせてトッピングする。たとえば台南や高雄市など南部では甘いチリソース、醤油、生姜を添えるが、台北など北部ではピーナッツパウダーを厚く纏わせ、少量のパクチーを添える。竹串を刺して直接手で食べられるようにしたものは台湾の夜市に欠かせないおやつである。 もう一つの選択肢は、鹽酥雞の屋台である。豬血糕を直接油鍋に入れて揚げ、食べる前に細かく切ってから、九層塔をまぶして、顧客の要求に応じてさらに鍋で揚げ、その後、塩と胡椒または唐辛子粉などを加える。屋台では鴨血糕を材料として使っていても豬血糕と呼ぶこともある。 また、塩味の卤味鍋には、米血糕の他にいんげん、王子麺などのさまざまな材料が追加される。 米血糕は、道端の屋台でよく見られる。蒸した後は、ソース、ピーナッツパウダー、コリアンダーと一緒に販売され、主食やおやつとして食される。秋から冬にかけて、米血糕は人気のある鍋の1つであり、長時間の調理に加え、鍋の底がベタベタしやすく、どこでも焦げ臭い匂いがする。 2009年、台湾の豬血糕は、英国の旅行ウェブサイト「VirtualTourist.com」のメンバーと編集者によって、世界で最も奇妙な食べ物のトップ10にランク付けされた。外国人観光客は、虫よりも怖いと考えている 。
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