誕生日とラヴェルの逸話とは? わかりやすく解説

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誕生日とラヴェルの逸話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 17:51 UTC 版)

伊福部昭」の記事における「誕生日とラヴェルの逸話」の解説

誕生日5月31日であるが、戸籍上は3月5日となっている。これは、父親が、少しでも早く学校入れたいということで、3月5日早生まれとして届けたからと伝えられている。 それとは別に3月7日誕生日という説も広まっているが、これは冗談定着してしまったものである。アメリカ・ボストンで『日本狂想曲』の初演をする時、主催者生年月日提出することになったその時友人三浦淳史が「3月5日だって作った誕生日なのだから、いっそラヴェルと同じ3月7日と書いてしまえ」と勧めモーリス・ラヴェルファンであった伊福部その通り書いて提出したというものである。 そのためか『ゴジラテーマ』は、ラヴェルピアノ協奏曲ト長調第3楽章にある部分メロディ似ているとの指摘がある。もともとゴジラテーマは『ヴァイオリン管弦楽のための協奏風狂詩曲ヴァイオリン協奏曲第1番)』の管弦楽トゥッティ部分からの転用[要検証ノート]であり、この曲におけるリズム細胞構築仕方ラヴェルピアノ協奏曲良く似ている。「ゴジラテーマ」の旋律ゴジラ第1作1954年)より前に映画の『社長女店員』(1948年)や『蜘蛛の街』(1950年)でも使用されている。伊福部ラヴェル出会いは、学生時代にある邸宅催されレコード・コンサート三浦淳史と共に聞き行ったことに始まる。伊福部最後演目にあったベートーヴェンヴァイオリンソナタ『春』を楽しみにしていたが、その直前ラヴェルの『ボレロ』が予定されていた。ボレロ初演からわずか数年後のことであり、もちろんモノラルSPレコードである。作曲者の名前すら知らなかった伊福部はその演目表を見てしんでいたが、実際に聴いてみてその執拗な反復が持つあまりの迫力圧倒されベートーヴェン聞かず会場出た、と後に語っている。

※この「誕生日とラヴェルの逸話」の解説は、「伊福部昭」の解説の一部です。
「誕生日とラヴェルの逸話」を含む「伊福部昭」の記事については、「伊福部昭」の概要を参照ください。

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