誕生年度と国際学力調査の結果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:22 UTC 版)
「ゆとり教育」の記事における「誕生年度と国際学力調査の結果」の解説
2010年代に入ってから、よく用いられる子どもの学力を測る指標として、PISAやTIMSSの結果が挙げられる。ただし、この指標は学力が低下していることを示すための道具として使われているとの指摘もあり、また、条件が一定ではないことなどから、この結果だけで学力が高いか低いかという判断をするのには注意が必要である。 以下、誕生年度とPISAとTIMSSの点数および順位を示す。 PISA, TIMSSの結果早見表誕生年度PISATIMSS(中2)TIMSS(小4)備考読解力数学的リテラシー科学的リテラシー数学理科算数理科点数順位点数順位点数順位点数順位点数順位点数順位点数順位1980 605 3 571 3 2002年度以降の学習指導要領以前の教育 1984522 8 557 1 550 2 579 5 550 4 597 3 574 2 1987498 14 534 6 548 1 2002年度以降の学習指導要領開始後 1988 570 5 552 6 1990498 15 523 10 531 5 1992 570 5 554 3 565 3 543 3 1993520 8 529 9 539 5 1996536 4 538 7 547 4 570 5 558 4 568 4 548 4 2012年度(中学)学習指導要領開始前 1999516 8 532 9 538 2 2000 585 5 559 4 小学4年:2011年度学習指導要領開始直前 2002499 20 522 8 524 5 ^ ただし、中学校1年から移行措置 ^ 小学校3年、4年においては移行措置期間 PISAは3年に1回、高校1年生を対象に、6月頃実施される。詳細についてはOECD生徒の学習到達度調査を参照。 TIMSSは約4年に1回、小学4年生と中学2年生を対象に、2月頃実施される。詳細については国際数学・理科教育調査を参照。 PISAとTIMSSの違いは、TIMSSは基礎的な学力を見ているのに対し、PISAは応用的な学力を見ているとされる。詳細については国際数学・理科教育調査#PISAとの違いを参照。
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