誕生前夜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:06 UTC 版)
1999年9月にDDIポケットより発売された、京セラ製端末のVP-210が世界初のカメラ付き携帯電話 (PHS) である。カメラ部には11万画素のCMOSイメージセンサが使われていた。撮影したJPEGファイルを添付しEメールで送受信できるが、テレビ電話用なので液晶面側にカメラがあり、外側に向けることはできず自分を撮る以外には使いづらい。現在の“写メール”に代表される用途のカメラ付き携帯電話などとは異なるコンセプトで作られ、「お見合いに使えるテレビ電話端末」と宣伝されていたが、市場にはあまり受け入れられなかった。 同時期に、三菱電機からも、外付けのカメラを持つツーカー・デジタルツーカー向け携帯電話が発売されたが、これも画像データのやり取りができないなど使い勝手は今一つで市場には受け入れられなかった。また、NTTドコモも「キャメッセ」という商品を発売した。これはドコモの携帯電話にアダプターを装着することで、写真(静止画)を撮影できるほか、それを使った加工が楽しめるというものだった。これも市場にはあまり受け入れられなかった。
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