MSV誕生前夜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/06 07:16 UTC 版)
「モビルスーツバリエーション」の記事における「MSV誕生前夜」の解説
一方、バンダイでは、アニメ『機動戦士ガンダム』の初回放映終了後に発売されたプラモデルシリーズは大好評で、劇中に登場するモビルスーツやモビルアーマーの全種類、主要艦船までも発表しつくしてしまい、プラモデルのラインナップに限界を感じ、新たな企画を模索していた。 例えば、人物をプラモデル化した「キャラクターモデルシリーズ」や劇中の場面を再現したディオラマ「情景模型シリーズ」が発売され、「サイド7」のプラモデル化までが企画された。また、アニメの設定にとらわれないものとしてモビルスーツの内部構造を露出させた「メカニックモデル」なども発売したが、これらは従来のガンプラシリーズからはかけ離れており、主力とはいいがたかった。 そこで、前述の「ザクバリエーション」にバンダイは目をつけたが、まだ当時はアニメに登場しないメカが商売になるとは到底考えられない時代であり、商品化には慎重だった。そこでまずは前段階として、大河原邦男が描いた劇場版ポスターのイラストや小田雅弘の作例を意識し、従来のモビルスーツの成型色をミリタリー調に変更した「リアルタイプシリーズ」を発売、また、「1/100 旧ザク」には講談社発行の書籍『講談社のポケットカード8 機動戦士ガンダム モビルスーツコレクション』にて大河原によって新たに設定された専用マシンガンを付属させた。これらは、アニメに登場しないにもかかわらず人気の商品となった(参照:ガンプラの一覧)。
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