設立と開発ツールとは? わかりやすく解説

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設立と開発ツール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 05:01 UTC 版)

ボーランド」の記事における「設立と開発ツール」の解説

ボーランド(Borland International)は1983年に、フィリップ・カーン (Philippe Kahn、フランス人) によって設立された。最初に送り出され製品アンダース・ヘルスバーグ (Anders Hejlsberg、デンマーク人) による「Turbo Pascal」であり、その後Sidekick」などを発表。 特に「Turbo C」は、現在では一般的である、エディタ・コンパイラ・デバッガ・プロファイラなどが一体となった統合開発環境先駆けであり、圧倒的なコンパイルスピードと相まって当時プログラム開発者に大きな衝撃与えた当時単独コマンド式のコンパイラMicrosoft C」のみしか持たなかったMicrosoftも「Quick C」などのGUI開発環境開発して対抗したその後ボーランドは、当時一般的な開発者にはほとんど知られていなかったオブジェクト指向概念全面的に取り入れると宣言する。 まずMS-DOS環境向け「Turbo C++」「Borland C++」を発表その後Windows GUIアプリケーション開発向け洗練された独自拡張オブジェクト指向Pascal言語Delphi」が発表された。 当時C言語によるWindowsアプリケーション開発極めて複雑で難解であり、ウィンドウ1つ表示するだけでも相当な学習量とコード記述作業工数が必要とされた。それに対しDelphiWindows上で統合開発環境実現しており、Pascal言語文法さえ知っていれば僅かの学習で、GUI上でボタンなどのコンポーネント配置したあと、数行コード追加ワンクリック作成でき、その生産性の差は圧倒的であったDelphi一定の成功収めたものの、当時はC、C++言語比べてPascal使用できる技術者限られており、開発環境として一般的になるには至らなかった。 しかしその後DelphiC++版ともいえる「C++ Builder」を市場投入Delphiでの生産性C++言語実現することに成功したその後マイクロソフトDelphi対抗として「Visual Basic」、C++言語系としては「Visual C++」を発表する。しかしボーランド開発ツールはこれらのOSベンダー純正開発ツールに対して互角上の戦い展開した

※この「設立と開発ツール」の解説は、「ボーランド」の解説の一部です。
「設立と開発ツール」を含む「ボーランド」の記事については、「ボーランド」の概要を参照ください。

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