西条市長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 01:38 UTC 版)
2012年11月18日に行われた西条市長選挙に立候補し、上水道整備などの地域間格差是正や市民参加の「開かれたまちづくり」を掲げ、東予市長・県議時代の支持者や元小松町長らが支援。現職の伊藤宏太郎に122票差で初当選を果たした。11月28日、市長就任。市が2004年の2市2町の合併協定書に反して建設を進めていた市役所新庁舎の建設方針見直しを主張しており、市長就任後には建設を中断し市民と話し合って結論を出すことを表明した。しかし、「業者への補償や国から受ける特定財源を放棄するリスクが大きく、防災拠点整備が遅れる危険も大きい」ことから12月定例市議会招集あいさつで11月19日から中断していた新庁舎の工事を再開することを表明した。 西条市議会からは新庁舎の建設工事再開を独断で行ったとして批判の声が上がり、2013年1月9日の市議会において不信任決議案を提出され可決された。これを受け失職か議会解散を迫られた青野は1月17日に「建設継続を含めた見直しであり公約違反ではない」として議会を解散した。選挙後に不信任決議の再可決は行われなった。 就任後は、市民が参加できる市政懇談会を市内各所で開催。小中学生の医療費の無料化や放課後保育クラブの対象児童拡大をはじめとした子育て支援やICT教育に力を入れ、愛媛大学の誘致を実現している。農業の総合6次産業化や物流・防災拠点となる東予港の整備をはじめとした産業振興にも取り組んでいる。 愛媛県知事である中村時広氏をはじめとした国や県の政治家との親交が厚い。2015年より愛媛県市長会会長に就任。 2016年の西条市長選挙では、元愛媛県議会議員で新人の玉井敏久に敗れ落選。
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