西宮山口線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 14:09 UTC 版)
西宮市等からの2億円以上の運行補助を受け、2009年4月1日から運行を開始した路線。六甲山系によって隔てられている西宮市の南部(市街地部)と同市北部(山口地区)を西宮北道路を介して繋いでいる。『さくらやまなみバス』という愛称が付けられており(試行期間の名称は『西宮市南北バス』)、独自の塗装が施された専用車が運行に充てられているほか、経由する停留所の標柱にもロゴマークが描かれたシールが貼られている。 舟坂橋停留所から、北に向かう金仙寺系統と、西へ向かい有馬温泉を経由する有馬系統とに分かれる。ただ、現状は両系統とも便により、南部では停留所により停車の有無が、北部でもすみれ台ないし北六甲台経由の有無や山口営業所前行きないし名来行きが、それぞれあるなどルートは複雑化しているため注意を要する。 正式運行の開始後は、当初南部では主要な停留所にのみ停車していたが、ルートの多くが夙川台系統と重複するため、後のダイヤ改正で当路線を増発し停車する停留所を増やす形で夙川台(かぶとやま荘)系統を統合した。また、2015年10月24日ダイヤ改正で山口営業所管内の殆どの路線で土曜ダイヤが廃止され土曜日は土曜・休日ダイヤに統合されたが、当路線では土曜ダイヤが維持されている。なお、有馬線系統では停車が廃止された鎌倉峡停留所は当路線では停車が継続されている(西宮高原ゴルフ場停留所への立ち寄りは有馬線系統の立ち寄り廃止に先駆けて2015年4月1日に廃止)。2018年4月1日からは、西宮北道路の無料開放に伴い、西宮北道路を通過する区間の運賃が値下げされている。 当路線に限り有効の企画乗車券「さくらやまなみバス 1日乗車券」・「さくらやまなみバス 回数券」が発売されている。
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