製作から封切りまで
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「僕とカミンスキー 盲目の老画家との奇妙な旅」の記事における「製作から封切りまで」の解説
ベッカーとブリュールが『グッバイ、レーニン!』以来のタッグを組むことは、2008年の段階で明らかにされていた。ベッカーはブリュールとの再タッグについて次のように語っている。 「当時はまるで父子のような関係だったんだ。その関係は12年ですっかり変わった。本作を作るときは同等の関係だった。彼は12年間の間に多くの映画を作ったから多く知識を得た。彼はスペイン、フランス、アメリカ、ドイツで映画を作り豊かな経験を積んだから。そのせいで映画つくりがずっと簡単になった。逆に複雑になった点もあったし。今でも僕とダニエルは父と子のような友人関係にあって、私生活でも付き合いがある。でも映画つくりに対する意見の違いもあり、それについては意見をたたかわせたよ」 — ヴォルフガング・ベッカー、映画.com、2017年4月28日公開 製作は2013年5月に始まり、同年8月まで続けられた。海に近いテレーゼの家はベルギーに設定されたが、これはベッカーが地中海よりも「作為の無い」北海をロケ地に望んだためである。撮影は他にもノルトライン=ヴェストファーレン州、スイス、フランス、ベルリンなどで行われた。カミンスキーが時代の寵児となった頃に合わせ、当時のポップアートがパロディとしてふんだんに使われている。 作品はドイツ・スイスで2015年9月15日、オーストリアで同月25日に公開された。ドイツ国内での規制(映画ビジネス自主規制協会(ドイツ語版))は6歳以上の視聴を許可する "Freigegeben ab 6 Jahren" だった。日本ではロングライド配給で2017年4月29日に公開されたが、映倫によりR15+の指定となった。
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