製作されなかった映画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 09:11 UTC 版)
「スタンリー・キューブリック」の記事における「製作されなかった映画」の解説
キューブリックが最もこだわっていた企画が『ナポレオン』で、『2001年宇宙の旅』の次回作として製作も決定し、脚本も完成し撮影を残すのみとなっていた。ところが先に公開された『ワーテルロー』が興行的に失敗し、『ナポレオン』の出資者が引き揚げたために製作中止に追い込まれた。 ドイツの作家、パトリック・ジュースキントのベストセラー小説『香水 ある人殺しの物語』を映画化する事を考えていた事もある。 ほかにホロコーストをテーマにした『アーリアン・ペーパーズ』(原作は『五十年間の嘘』)という企画も、脚本の執筆中にスピルバーグの『シンドラーのリスト』が公開されたため、キューブリックの前作『フルメタル・ジャケット』が『プラトーン』と何かと比較され大ヒットとオスカー受賞のチャンスを逸した経験から、製作中止を決めた(『プラトーン』は『フルメタル・ジャケット』より先に公開された)。
※この「製作されなかった映画」の解説は、「スタンリー・キューブリック」の解説の一部です。
「製作されなかった映画」を含む「スタンリー・キューブリック」の記事については、「スタンリー・キューブリック」の概要を参照ください。
- 製作されなかった映画のページへのリンク