蒲郡バイパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:47 UTC 版)
起点 - 豊川市為当町(豊川為当IC) 終点 - 額田郡幸田町芦谷(幸田芦谷IC) 総延長 - 15.0 km 蒲郡(がまごおり)バイパスは23号名豊バイパスの中で唯一トンネルがある。地域高規格道路「名豊道路」の一部であり、他の4つのバイパスとともに国道23号および並行する国道1号のバイパス機能を担うが、他の4つのバイパスに比べて事業化が遅れていた。この道路が完成すれば5つのバイパスで構成される名豊道路が1本に繋がり、また国道1号方面の豊橋浜松道路(潮見バイパス、浜名バイパス)と一体的に広域バイパスが形成される。 新聞報道によると、バイパス高架橋で日陰となるミカン栽培農家が建設に反対していたが2005年(平成17年)に解決した。東側区間の豊川為当IC - 蒲郡IC間は2010年度(平成22年度)の事業仕分けで凍結の対象にも上がったが建設が続けられる事となり、住民側が難色を示していた道路構造についても構造を見直す事で合意して2011年(平成23年)末には住民説明会を終えた。2012年度(平成24年度)には蒲郡市区間の2.5 kmの用地取得に着手するとともに、豊川市区間の6.6 kmの用地調査を開始。2013年(平成25年)4月5日に名四国道事務所は豊川分室を設置。蒲郡バイパス東西区間の用地買収に注力し、西部区間の蒲郡IC - 幸田芦谷IC間を2014年(平成26年)春、東部区間を2017年度(平成29年度)末までに開通させる見通しを立て、西側区間は2014年(平成26年)3月23日暫定2車線で開通した。東側区間については2018年(平成30年)3月に用地取得交渉の難航により土地収用法事業の認定を申請し、同年6月に認定された。一時期は2020年度(令和2年度)までの供用を目指すと報道されたが、現在は2024年度(令和6年度)に全線開通の見込みと発表されている。
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