蒔絵作品
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富士田子浦蒔絵額(福富太郎コレクション資料室)一面 明治5年(1872年) 翌年のウィーン万国博覧会に出品され、進歩賞牌を授与された作品。 五節句蒔絵手箱(サントリー美術館)一合 青海波貝尽蒔絵硯箱(個人蔵)一合 蓮鴨蒔絵額面(東京国立博物館蔵)一面 温室盆栽蒔絵額面(三の丸尚蔵館蔵)木製漆塗・蒔絵 一面 41.0x63.0cm 明治10年(1877年) 第1回内国勧業博覧会龍紋賞牌・宮内庁買上。第1回内国博で是真は3面蒔絵額を出品しており、そのうちの1点。出品時の名称は「春色植木ノ図」、買上げ時の記録では「蒔画額植物温室ノ図」で、金額は45円。蒔絵額とは、漆塗りの板に蒔絵で絵画的な図様を表し、漆塗りの額に収めた作品。西洋画の体裁とその耐久性、油彩独自の画面の艶やかさなどを意識し、是真が内外の博覧会に向けて新たに編み出した、この時期に特徴的な形式である。明寺20年代に国の指導により伝統様式へ回帰していくと、蒔絵額は次第に姿を消していった。 大花瓶色絵漆絵(板橋区立美術館)明治14年(1881年) 紙本漆絵 木の葉文蒔絵文箱(東京芸術大学美術館蔵)一合 沢瀉蒔絵印籠(佐野美術館蔵)一合
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