著作・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 21:23 UTC 版)
『ル・ピアノ』(Le Piano 1959年・サラベール): 20世紀の演奏メカニックについて多彩な課題を提示したピアノ教則本。転調しながらひとつの音型を繰り返すエグゼルスィスのほか、ブラームスやカール・タウジヒの作った課題が引用されている。 『ドビュッシーとピアノ曲』(Au piano avec Claude Debussy 1960年 Rene Julliard 訳:室淳介 音楽之友社刊):おもにロンが直接ドビュッシーから受けたレッスンについての回想録。フランシス・プランテとのエピソードも。 『回想のフォーレ』(Au piano avec Gabriel Faure 1963年 Rene Julliard 訳:遠山菜穂美 音楽之友社刊):ロンがフォーレの作品の中で最も得意としたレパートリーの『バラード』を中心にフォーレのピアノについて作曲者の証言及びロンの解釈。また、ロンの自伝的側面も持つ。 『ラヴェル 回想のピアノ』(Au piano avec Maurice Ravel 1971年 ロンの死後ピエール・ロモニエ博士が編集 Rene Julliard 訳:北原道彦・藤村久美子 音楽之友社刊):作曲者とそれの演奏者として長い時をともに過ごしたラヴェルについての回想録。ロンの文章のほかにラヴェルのアメリカでの講演内容も収録されている。 バッハ『平均律ピアノ曲集』(1915年・デュラン・校訂はフォーレ):ロンによる運指の指示は彼女の柔軟で自由自在なピアニズムを現在に伝えている。
※この「著作・その他」の解説は、「マルグリット・ロン」の解説の一部です。
「著作・その他」を含む「マルグリット・ロン」の記事については、「マルグリット・ロン」の概要を参照ください。
- 著作その他のページへのリンク